朝鮮語の音節

 音節とは、基本的に子音+母音+子音で構成される音のまとまりである。日本語の五十音表で表される「あ」「い」「う」「え」「お」以下の直音及び「きゃ」「きゅ」「きょ」以下の拗音が1音節にあたる(濁音及び半濁音を含む)。英語ではbook [buk]やstop [stɔp]が1音節にあたる。中国語では漢字を拼音又は発音記号で表した場合、音節の頭にくる子音を声母、それ以外の音を韻母と呼んでいる。朝鮮語の声母は単子音で、韻尾は単母音又は合成母音と単子音又は二重子音とで構成される。朝鮮語の単母音は、[a][ɔ][o][u][ɯ][i][æ][e][ø][y]の10個で、合成母音は[ja][jɔ][jo][ju][jæ] [je][wa][wæ][wɔ][we][ɯi]の11個であり、母音として合計21個になる。また子音は、[k][n][t][r][m] [p][s][tʃ][tʃh][kh][th][ph][h][ɂk][ɂt][ɂp][ɂs][ɂtʃ][ŋ]の19個ある1)2)hは激音の、またɂは濃音の記号である。朝鮮語の音は、母音・子音合計で40個あることになる。これら母音・子音各々に相当する字母(ハングル)がある(これらについては「朝鮮語の音とハングル」を参照)。
 韓国では、これら母音・子音のローマ字表記法を決め、告示している3)。このローマ字表記に従って、縦方向に声母(ゼロ子音を含む)をアルファベット順に並べ、横方向に韻母を並べて別表のとおり音節表を作成した。ただし、この表ではy(ローマ字表記、発音記号では[j])及びwの半母音を声母に取り込んだ。たとえば[kwan]について、[kw]及び[an]をそれぞれ声母及び韻母とした。また朝鮮語では短母音と長母音の区別があるが、ハングル及びローマ字表記ではそれらの区別はしていないので音節表でもそれに従った(発音記号では長音符号[꞉]が用いられている)。その結果、声母は46個、韻母は142個になり、音節数は1186となった。これらは、手元の辞典に基づいて表に記載した上でカウントしたものであり、多少の誤差があると考えられる。ちなみに中国語の音節数は410である。
 「韓国語のローマ字表記法」については、ここをクリックしてください。
 「朝鮮語の音節表」については、ここをクリックしてください。
 
1)宋枝学著「基礎朝鮮語」大学書林(1958)
2)NHKラジオハングル講座講師油谷幸利1988年4月号
3)韓国語のローマ字表記法 韓国文化観光部告示 第2000-8号(2000年7月7日)

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