HOME » 日本語 » 漢字 » 日本中古漢字音節表

日本中古漢字音節表

 漢字は奈良時代に大部分が日本に導入されたが、そのとき中古漢字音(隋唐時代)が日本語に合わせて音訳され、仮名で表示された。今回その音節表を作成した。音訳は現在の漢和字典に歴史的仮名遣いで記載されている。この音節表では藤堂明保編「学研漢和大字典」学習研究社(1998)に記載されている歴史的仮名遣いによる音を発音記号で表示した。発音記号のうしろに例字を添えた。漢字1文字は1音節であるが、仮名1文字は母音+子音で構成されているので仮名表示では1文字が1音節にならないからである。
 中古漢字音節表の声母数、韻母数及び音節数は38、180及び1877であったが、日本中古漢字音節表の声母数、韻母数及び音節数はそれぞれ16、67及び509になった。中国の隋唐時代の音韻は日本の奈良時代に比べて以下に豊富であったかが分かる。 

注記
(1)奈良時代のハ行音の子音は[p]であったので、この表でもハ行音の子音に[p]を使った。
(2)末尾の子音について、たとえば「カク」「イク」の「ク」は[ku]ではなく[k]とし、「タツ」「キチ」の「ツ」「チ」は、[tu][tʃi]ではなく[t]とした。他の末尾の子音も同様である。
(3)仮名表記の「オウ」は[ou]ではなく[o꞉]とした。漢字導入当時も「オウ」は[o꞉]と発音されていたと考えられるからである。
(4)「ヤ」は[ya]ではなく[ia]とした。
(5)「チャ」「チュ」「チョ」は、それぞれ[tʃa][tʃu][tʃo]とした。
(6)「ジャ」「ジュ」「ジョ」は、それぞれ[dʒa][dʒu][dʒo]とした。
(7)「シャ」「シュ」「ショ」は、それぞれ[ʃa][ʃu][ʃo]とした。
(8)「ユ」は[yu]、「イウ」は[iu]、「ユウ」は[yu꞉]とした。
(9)「ユイ」は[iui]とした。
(10)「ワ」「ヰ」「ヱ」「ヲ」は、それぞれ[ua][ui][ue][uo]とした。
(11)「クヰヤウ」は[kuiau]とした。
(12)「ヂユチ」「ジュツ」は、それぞれ[dyut][dʒut]とした。
 
この日本中古漢字音節表を見るには、ここをクリックしてください。

MENU

Copyright(c) 2019 TECHXEL All Rights Reserved.