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英語の回文

英語の回文
 日本語で「竹藪焼けた(タケヤブヤケタ)」のように前から読んでも後ろから読んでも同じことば又は文を回文、英語ではPalindromeという。英語の例として、一語ではcivic、dad、eve、eye、level、noon、nun、pup、peepなどが挙げられる。文としてはNo melon, no lemon(レモンなければメロンなし。メロンくれねばレモンはやらぬ)、Madam I’m Adam(奥様、私がアダムです)、Dog as a devil deified, deified lived as a god(悪魔として神にされた犬が、神にされて神として生きた)、Lewd did I live, evil I did dwel(みだらに私は生きた、悪いことをして生きた)などがある。
  中でも最高傑作だと思われるのが、ナポレオンが言ったとされるAble was I ere I saw Elba(余はエルバ島を見るまでは万能だった)であろう。ここで歴史をひもといてみると、ナポレオンは、1804年にフランスの皇帝となり、オーストリア・プロシャ連合軍を破ったが、トラファルガーの海戦では英国に破れている。時を経て1812年にロシア遠征に失敗したあと、エルバ島に流された。1815年エルバ島を脱出し、再び帝位についたが、いわゆる百日天下に終わった。最終的にイギリス政府によって南大西洋の孤島セントヘレナ島に幽閉され、1821年51歳で生涯を閉じた。
  最後に第一次大戦のとき、陣中の慰みに一兵士が作ったSnug & raw was I, ere I saw war & guns(戦争や大砲を見ない前はおれも気楽で世間しらずだった)も傑作として語り継がれていると言うが、これは&を使っているため、文としては回文が成立するが、声を出して読むと&がandになるので成立しない。その意味で筆者は、上記ナポレオン版に軍配を上げたい。

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